アトピー性皮膚炎はかゆみのある湿疹が発生して、回復したと思ってもまたその症状が現れるという状態を繰り返すのです。 この湿疹の特徴は赤味のあるものや湿り気のあるジクジクしていて、アレルギー体質の人に見られる症状なのです。

人の体には外部から体内に侵入してきた異物を排除して身体を防御すると言う免疫機能が備わっています。 しかし、場合によってはこの免疫機能が特定の物質に対して過剰に反応してしまい、身体にとってはマイナスの反応を起こすことをいいます。

このようなアトピー症状に対する高麗人参の効果を考えてみました。 アトピー症状の治療のためにはその原因を特定することが大切です。

アレルギーを発症する原因のことをアレルゲンと呼びます。 ではそのアレルゲンにはどのようなものがあるのでしょうか？

アレルゲンには内的要因と外的要因があります。 内的要因は身体内部の異常の事で神経や脳、内分泌系や代謝など、脳と自律神経の異常があります。 外的要因にはハウスダストや花粉、有害物質、光、熱、温度差金属、衣類、食べ物などありとあらゆるものが考えられます。

アレルゲンを特定するということはこれらの影響を一つ一つ確認していくこととなりますが、実際には困難な作業なのです。 高麗人参はこのようなアトピーの症状にどのように適用できるのでしょうか？

基本的には免疫機能を改善することが大切です。 そのためには身体の抵抗力や自然治癒力を高めていくことや、抗酸化作用や代謝を上げることが重要です。

高麗人参にはその有効成分のサポニンの一種であるジンセノサイドの働きが特徴的です。 このジンセノサイドはステロイドホルモンと似た構造を持っているのです。

一般的に手っ取り早くアレルギー症状を鎮めるために行われるのがステロイドの投与ですので、ジンセノサイドがそのステロイドと同じように働くことが期待できます。 またこのジンセノサイドはたん白合成を促進することで新陳代謝と免疫力を高める効果や抗酸化作用もあります。

また、高麗人参は生体エネルギーを示す、漢方で言うところの「気」の量を増やすと言われています。 このような効果で身体の抵抗力や自然治癒力を高めることができるのです。

アトピー症状を落ち着かせるには身体のバランスを整え、抵抗力や自然治癒力を高めることが大切です。 そのために高麗人参の持つ免疫力改善効果や健康維持力が期待できるのです。

その源は高麗人参に豊富に含まれるサポニンの一種であるジンセノサイドです。 これは非常に有効な成分であるのは事実ですが、高麗人参にすべてを頼るのではなく、場合によっては医師の指導やご自身で注意できる生活習慣の見直しなども含めて健康な生活を維持して行くように心がけましょう。