痛くてつらい痛風に高麗人参

風があたっただけでも痛いことから名前がついた「痛風」とはいったいどのような症状の病気なのでしょう?そしてその発生のメカニズムはどうなっているのでしょうか? 発生原因とその症状から高麗人参によって治療や予防が可能かどうかを考えてみたいと思います。

痛風とは基礎疾患として高尿酸血症を持っている人に起こりやすい病気なのです。 この高尿酸血症とは血液中の尿酸値が7mg/dlを超えている状態を言います。

痛風は高尿酸血症のため、血液に溶けきれなくなった尿酸が結晶となって関節内に沈着生することで起こる関節炎なのです。 痛風の典型的な症状としては足の親指の付け根に突然激痛が走り、真っ赤に腫れ上がることがあり、これが全体の7割を占めています。

この場所に起こりやすいのは足の親指の付け根の関節は心臓から遠い位置にあるため、血流が乏しく冷えやすいこと、運動量が多く酸化しやすいためだと言えます。

高麗人参のもつ様々な効能の源になっているのはサポニンと言われる有効成分です。 特に高麗人参に含まれるサポニンは一般的なものと区別されてジンセノサイドと呼ばれています。

このジンセノサイドはポリフェノールの一種でもあるため、抗酸化作用があります。 この抗酸化作用によって血液が酸化することを防いで、尿酸を溶けやすくすることができます。

また、血管壁にこびりついた血小板や脂質を取り除いて血管を拡張する効果によって血行を促進することができ、血液の酸化や体温の低温化を防ぐことになります。 さらに血行が促進されることで身体中に栄養分がいきわたるようにもなります。

また、ストレスの増加も痛風の原因とされていますが、高麗人参はストレスを緩和する効果や自律神経を整える効果もあるため、身体全体のバランスを調整してくれることも痛風に対する効果として期待できます。 高麗人参を摂取し続けることによって痛風の原因である尿酸の結晶化を抑えることが可能ですし、心身のバランスを整えてくれることも期待できます。

しかし、漢方薬なので即効性はありません。 痛風の症状が出たら、すぐに医師の診断のもと、治療を受け、そのうえで日常の生活習慣や食生活の見直しをはかったうえで、再発防止の目的で長期的な高麗人参の摂取を行うようにしましょう。