高麗人参はいつ飲むと効果的?

高麗人参はその効能の範囲が広く効果も大きく、漢方薬の王様と呼ばれています。

高麗人参には多くの種類のジンセノサイドというサポニンがふくまれていて、このサポニンのおかげで幅広い効能を持っています。 その効能は肉体的なものにとどまらず、精神的な面でも発揮されます。

このように幅広い効能を持つ高麗人参ですが、より効果を大きくできる服用のタイミングというのはあるのでしょうか? 今回は高麗人参を服用するタイミングについてまとめてみました。

高麗人参は漢方薬ですが、日本では健康食品に位置付けられるものなので医薬品のように食後や食間など、摂取するタイミングは定められていません。 一般的に漢方薬は原則として空腹時に飲むことで効率よく摂取できるとされています。 空腹時とは、食前あるいは朝起きてすぐのタイミングなどが考えられます。

また、服用する際には十分な水分と共に摂取することによって吸収する時間が短くなるとともに、他の食べ物の影響を受けることを少なくできるのです。 サポニンには血流を良くする効果があるため、血圧が高い方にはその血圧を更に上げてしまうことになる懸念があります。

このような場合には夜、就寝する前に飲むことも考えましょう。 夜には血圧が下がっているからです。 このように、ご自身の体調に合わせて服用のタイミングを考えることが大切です。

また、空腹のときが効果的だとは言え、高麗人参は影響が強い漢方薬ですので胃に負担があるような場合には食後での服用も試してみて刺激を緩和できるかどうかを確認してみましょう。 漢方薬の処方は服用する人のコンディションによって異なるため、誰にでも共通した服用のタイミングがあるわけではありません。

服用する人のコンディションや生活環境、生活リズムに合わせてその効果を感じられる時がその人に適した服用のタイミングなのです。 例えば、ティータイムに飲むお茶として飲用することが落ち着くのでしたらお茶を飲む時間が最も良い服用のタイミングなのです。

漢方薬の効能は継続することで効果が出てきます。 服用するタイミングよりも継続することが大切なのです。

継続することの弊害となるようなことが起こった場合には、あなたに適した服用のタイミングや摂取方法を見直して気持ちよく継続できる方法を考えましょう。 ただし、サプリメントなどで服用方法が定められているものに関してはその処方に従うようにしましょう。